● チンドッケ1 その後

南北間の非武装地帯内にある鉄条網が切断されて、誰か侵入した可能性があるという事件ですが、切断された場所は、京畿道ではなくて江原道鐵原郡だったようですね。ともかく、何かこういう南北関係の歪みというか、事件が起こるのはいつも江原道。住んでる身としては怖いですね。
で、夕方の発表でどうやら北から南に誰かが入ってきたのではなくて、南から北に誰かが出て行ったようです。北からの侵入の場合、鉄条網はㄴ字形かㄷ字形に切断するはずなのに、今回切断されたのは ㅁ字形だったようです(ㄴ、ㄷ、ㅁはそれぞれハングルの子音字母の一つ)。それから、切断部分が見つからないように元に戻してあるのが、あまり上手ではなかったことと、切断面や他の痕跡などが北側に向かって残っているようで、結局、武装した北からのスパイなどの侵入とは判断できないとのことでした。とはいうものの、誰かが出て行ったってのも気持ち悪い話ですが。

ちなみに「チンドッケ1(진돗개 하나)」は、敵の部隊や要員が一部、若しくは数カ所にわたり侵入したり、侵入したという確実な情報がある場合に発令されるそうです。で、「チンドッケ2(진돗개 둘)」は侵入の兆候がある場合に発令される警戒態勢レベル。共に主要地域の検問所は軍と警察の合同体制で検問を実施するそうで、今日は昼間、高校の先生の車に乗せてもらって高校まで行ったのですが、途中しっかり軍と警察で一緒に検問してました。いつもより念入りに検問してるようでしたし。

ま、ともかく誤報というか、侵入ではなかったらしいので、まずは一安心。しかし、まだ暫定発表。それに誰が出て行ったんでしょうか?

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