□ 踏査がえり

先ほど江陵から春川に帰ってきました。やっぱり、というか当然というか、結構な量のお酒を飲んだ後、微妙にふらつきつつ、ギリギリの時間に最終の江陵発春川行きの高速バスに飛び乗って帰ってきました。さすがに疲れたって感じ。

今回の踏査では江陵周辺の方言調査ということで、班ごとに地域を分けて調査を行いました。方言調査ということで、なるべくお年寄りで、尚かつ耳が良く聞こえて、話をたくさんしてくれる人ということで、なかなかその対象に適合する人というのは見つからなかったのですが、まずは地域の노인정(老人亭・ノインジョン、日本でいうと何でしょうか?地域のお年寄りが集まる憩いの場みたいな建物)に行って対象となる人を探しました。ちょうど8人程集まって花札に興じている(笑)ところで、1912年生まれの方にインタビューしたのですが、花札仲間から早く次の手を、っていうちゃちゃが散々入ってくるってのもあり、更には耳が遠いらしくて用意した設問300問ほどの内、50問程済ませたところで続けるのを断念。

その後は近所の家を廻って協力してくれるお年寄りを捜したのですが、農作業に出ていたりしてなかなか見つからず、ようやく夕涼みに出てきていたお年寄り数名にインタビューすることが出来て、何とか無事に今日の予定範囲を終えることが出来ました。

調査自体は、良い対象というか、インタビューするお年寄りが上手く見つかれば、すぐに終わるところですが、うちの班は運が悪かったのか、結構時間がかかってしまいました。ま、その分夕食の準備などは宿に戻ると終わっていて、楽はさせてもらったのですが。それにしても、同行された教授を除くと、外国人ではありますが一番年上で先輩になるので、後輩の面倒も見ないといけないし、指示もある程度出さないといけなかったりして、結構お疲れでした。うちの学科は田舎の大学ということもあって、都会に見られる最近の若者は…..みたいな学生は少なくて、みんな良い子ばかりなので、順調に事が進んだのは幸いでしたが。こういう団体行動をする時に、韓国の儒教精神というか、まあある意味軍隊っぽいまとまりというか、そういうものはすごく威力を発揮する感じですね。

ということで、実際の踏査はこの後9月3日までの3泊4日の予定なんですが、私は明日また高校で日本語の授業があるということで、途中で抜けて帰ってきました。実のところ、3日間の酒盛りから逃げれてホッとしていたりなんかするのですが(笑) 学生たちが選んだちょっと小綺麗な海辺にあるペンションに泊まってみたかったなという思いもありつつ、明日は職員会議でいつもより早い出勤のため今日はもう寝ます。

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