◇ 民防衛(민방위)

今日は指導教授の学外にある研究室で仕事があったんですが、そこは私が所属する学会の春川支部も兼ねていて、たまたま手伝いに来ていた修士時代からの友だちに出くわして、久しぶりで連絡先も分からなくなっていたのでビックリしたり…..
で、午前中はそこにいたんですが、午後は学校で用事があり、戻るタクシーの中で、ラジオから聞こえてきたのがタイトルの民防衛(ミンバンウィ・민방위)ですね。

民防衛とは、日本語に訳すと、民間防衛の日、ですかね。すなわち自衛訓練です。午後2時から20分間は外に出ている人は室内に、車も一旦停止して、車内で待機、みたいな感じで、初めと終わりには空襲警報のようなサイレンが合図で鳴らされます。どうやら江原道では(春川では?)今年に入ってからは初めてとのことでしたが、ともかくこれがあると、やっぱり北韓(北朝鮮)との戦争が終わったのではなく、あくまでも一時停戦中であることを実感します。ちょうど昼過ぎからは、空が暗くなって雨も降り始めたので、尚更そんな気がしました。2時になってサイレンが鳴った時、ちょうど学校帰り?の小学生たちが、「民防衛って水曜じゃなかったっけ。」「今日は木曜日なのにね。」みたいな会話を交わしてるのが聞こえて、この子たちも10年後ぐらいには、徴兵で軍隊に行くんだろうなー、てなことを考えてしまいました。ま、民防衛も、実際はそう大げさなものではなくて、外に出ている人もいるんですけどね。車も警察が出ていなければ走ってるし。そこは韓国人の寛大というか、融通が利くというか、いい加減というか(笑)、上手いことやってます。ともかく、ソウルなんかの場合、横断歩道がほとんど無く、地下街が非常に発達していて、いざという時(北の南進とか)には防空壕の役割を果たすようになっているとか、この民防衛とか、日本じゃ考えられないですよね。平和だな、日本は。

ということで平年より暖かくて、むしろ暑いぐらいの春、ここ最近でしたが、久しぶりに雨が降って、ちょっとは涼しくなるかなと思いきや、湿度が高くなって蒸し暑い感じ。今日、明日と、中国から黄砂がやってくるとのことで、喉があまり丈夫ではない私としては、ちょっと注意しないといけないかなぁ。

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